瑞牆 現人神(5.12b) オンサイト

トライ当日は3時起床、ストレッチやアップを暗闇の中こなして取り付きへ。アップの総仕上げにスラブを登りルーフ部分を触ってカムを決めてから20m近くのクライムダウン。取り付きで15分ほどレストしてから本トライを開始する。瑞牆トポで、何度も見たカッコいい写真のムーブと同じような動きでカムを決めてから、出口のガバ目掛けてデットした。ワイド部分を慎重に登って行き随分と長い間 温めていたオンサイトトライを最高の形で終えることができた。翌日は2時起床で、クラック限定バージョンをトライ。流石に取り付きまでのクライムダウンはしなかったが、じっくりスラブ終点でレストしてからルーフへ突っ込んだ。手足共にジャミングするこのムーブは完全に私の得意系課題だ。これも落ちることなく1回目のトライで完登を決めることができた。クライマーである事を諦めなくて本当に良かった。楽しくヤル気に溢れる仲間と一緒にクライミングができて私は幸せです。
続きは下からどうぞ。長文になります。

以下、長文です。
トライに至る経緯を書きました。
本格的に現人神のトライを決めたのはたった4日前のことだった。9月から友人がトライしているのを聞いていてトライを少し考えたがトレーニングの足りないこの状態で果たして大事なオンサイトトライをするべきなのか迷いがあった。そんな中、北平さんから完登の報告と共に仕事前の早朝にビレイをしてくれる事を快諾してくれて現人神へのトライが決まった。残された時間はあまりに少ないけどこの状況でできることは、全てしようと決めた。翌日から4時に起床して朝風呂→体操、ストレッチ、友人のホームジムで朝から被った壁を登りだす。強傾斜になると恥ずかしい位に体が動かずトレーニング不足を痛感した。本当に現人神をトライする資格などあるのだろうか?トライ前日はアップ用のボルダーを実際に確認しながら瑞牆の早朝に慣れようと思っていたが、いっそのこと取り付くことにした。ロープソロでルーフの付け根まで登り、テンションかけずにクライムダウンしようと思いついたのだった。コンペのルールでは失格だけど、私には関係ない。クライミングはテンションをかけなければオンサイト継続中でなのである。慣れないロープソロに手間取りながらスラブをランナウトしていく。無事、スラブを登り終え、少しだけルーフ部分のクラックに踏み込んでカムを設置しようと行きつ戻りつしながら、ルーフ部分にカムを2つ決めた。絶対に落ちたくないので力が入り過ぎ、ぎこちなくクライムダウンも軽く吠えながら何とかこなした。慎重にクライムダウンし取り付きで時間を見ると、信じられないことに登りだしてから2時間が経過していた。心身ともに強烈に疲れた。トライ当日は3時起床、ストレッチやアップを暗闇の中こなして取り付きへ。アップの総仕上げにスラブを登りルーフ部分を触って更にもう一つカムを決めてからクライムダウン。とんでもなく面倒で時間をかけた下準備が終わった。当然スラブ部分のボルトはバッククリーン。しかも屈曲点にはプーリーまで設置し考えられる範囲でロープの摩擦を少なくした。出だしのムーブや傾斜の感じ方もしっかり頭に入った。取り付きで15分ほどレストしてから本トライを開始する。瑞牆トポで何度も見ていた長門君のムーブと全く同じ動きでルーフ部分でカムを決め※、出口のガバ目掛けてデットした。ワイド部分を慎重に登って行き随分と長い間 温めていたオンサイトトライを最高の形で終えることができた。10時からは気分良くお客さんとマルチを楽しんだ。
※後日トポの写真を見返したら彼と私では左右逆の手だった。我ながらいい加減な感覚である。
翌日は2時起床で、クラック限定バージョン(5.12d)をトライ。流石に取り付きまでのクライムダウンはしなかったがじっくりスラブでレストしてからルーフへ突っ込んだ。手足共にジャミングするこのムーブは完全に私の得意系課題で私の場合、足も含めて左のガバなどは無視した(手をクラック限定にした場合、フットジャムをしっかり決めた方が登りやすいと私は感じる)。これも落ちることなく1回目のトライで完登を決めることができた。クライマーである事を諦めなくて本当に良かった。楽しくヤル気に溢れる仲間と一緒にクライミングができて私は幸せです。最後に、無茶なトライを許して応援してくれた家族。朝早くからビレイしてくれた北平さん。腹筋と腰を酷使しながら撮影してくれた高柳君。変な時間のジム利用を快く受けてくれたジャンボ。オンサイトトライ前日の試登&クライムダウン時、待っていてくれたクライマーさん。皆さん本当にありがとうございました。

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