瑞牆マルチ 翼ルート 5.10a

梅雨入り前のタイミングで、翼ルートから瑞牆 十一面岩正面壁のピークまで登ってきました。あまり登攀した話を聞かないルートでウェブ上にも古い記録しかない少し謎なルートでしたが、実際は岩の状態も良好で素晴らしい1日になりました。もっと登られるべきルートだと感じます。

翼ルート8/8(日)を新たに設定しました。

翼ルートの初登攀は1979年。左岩壁方面では最も早く登られたルートで当時、十一面岩のルートの中で最も人工登攀が少ないルートでした。今回登攀してみてやはり、岩の弱点を巧みに突いたルートだと感じました。

翼ルート概要

1P目(30m 5.8)

燕ハング左端から始まる凹角が取付き。

ワイドから小ハングをアンダーでトラバースして少し脆いフェイスを進む。

グレード以上に難しく感じるかもしれない。

1P目 取り付き

2P目(40m 5.8)

圧倒的な大チムニーをバック&フットで豪快に登り、凹角状にチムニーが狭まった部分からはハンドジャムも使いながらグイグイ進む。最後の屈曲部分が少し悪い。ここまで山河微笑と同様。

4P目(40m 5.8)

テラスからバンドをトラバースして(ロープの流れ的にピッチをここで切った方が快適)

素晴らしく快適なチムニーから綺麗なハンドクラックを登る楽しい1ピッチ。

5P目(40m 5.8)

意外と登りにくい凹角状クラック。しっかり左足のフットジャムを効かせて登りたい。

数メートルの歩きを挟み、短いフレアークラックから左の樹林方面へ。

短いチムニーを登ったら立木でビレイする。

6P目(120m歩き+20m 5.8)

正面壁ピークを目指して樹林を歩き、汚いクラックを右上。

7P目(20m+10m 5.10a)

樹林の中の安定したテラスから、立派なコーナークラックを登る。

少しだけ被っていてるスタート部分を超えると段々クラックは広がり女性はフィストが決まらなくなって5.10aより難しく感じると思われる。

大岩でビレイして。最後は回り込んでから数メートルのスラブを登れば正面壁のピークへ到達!帰りは歩きと短い懸垂下降で取り付きに戻ります。

セロ・キシュトワール北東壁 初登

インドヒマラヤ遠征より帰国しました。
目標としていたセロ・キシュトワール(6200m)北東壁の初登に成功することが出来ました。
アタック中の3泊全てを合計しても睡眠時間は9時間。14時間行動後、20時間以上の行動が2回も続いて、耐久力が試される厳しい登攀でした。下降中に降りだした大雪は信じられないことに1.5mも積もり、スノーシャワーと呼ぶには無理のある規模のシャワーを浴び続けながらの下降は心身ともに消耗させられました。
自然。とりわけ本気を出した山に近づくことは恐ろしいことです。その一端に触れながら仲間3人と無事に下山できたことには、最も歓迎するべき事だと思っています。
今回も多くの方々の協力を得て遠征を行うことが出来ました。本当にありがとうございます。
快く送り出してくれた家族と、最高のパートナーそしていつも支えてくれているお客様に大感謝です。

2018年9月20~23日 セロキシュトワール(6200m)北東壁初登 1500m WI5,M6
メンバー:鳴海玄希、山本大貴、佐藤裕介

詳細はこちらから 続きを読む

パキスタン遠征 BEATRICE東壁

久々の投稿となってしまいました。
パキスタン チャラクサ氷河でのクライミングから無事下山しました。
今回はヒマラヤでのビックウォールフリーを目的に入山したのですが、狙い通りのクライミングができました。当初、取り付から見上げた際には、
「こんな被った壁フリークライミングじゃ、無理じゃない?」
と、かなり不安でありましたが終わってみれば、全てのピッチをフリーで登る事ができ、充実したピッチの連続する最高のクライミングとなりました。パートナーと家族、そして多くの協力して頂きました皆さまに感謝です。
そして、いつも私を支えてくださっているお客様にも大感謝であります。
今回の遠征で得た経験をガイディング等にも活かしていけたらと思っております。
どうも、ありがとうございました!

BEATRICE(5800m)東壁
The Excellent Adventure フリー化 600m 5.13a
メンバー:増本 亮、佐藤裕介(記)
日程:2017年8月1~9日

以下、各ピッチの概要
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黒部横断から下山しました。

先日、黒部横断(32日間)の山行から下山しました。
おかげさまで充実の32日間となり、私にとって
特別な山行となりました。
この経験をガイド業にもフィードバックさせられたらと
考えております。
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ROCK&SNOW 69号

ROCK&SNOW 69号は「瑞牆山」特集です。
その中で、以下の3つの記録が掲載されました。
・50P継続クライミング
・コスモス(5.13a 200m)と自由登攀旅行(5.13b 225m)
・「Joyful moment」開拓記
マルチピッチクライミングの魅力が伝わると
嬉しいです。

米子不動 「百草丸」初登 アイスクライミング(2010)

2010年と随分と前の記録でありますが、
米子不動で初登したミックス&アイスルートについての記録です。
有名な正露丸というルートの隣の氷柱を登るルートで
ルート名を百草丸と名付けました。
「継続は力なり」
初めて米子不動を訪れ正露丸を登ってから10年間。
継続が力となって、生きたことを実感しました。
記録はこちらから
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2011 ウルタル(敗退記)

只今、パキスタンのフンザに滞在中です。
時間があったので、4年前のトライを振り返ってみました。

2011年のウルタルⅡ峰へのトライ。また、そこに至るまでの
道のりをHPにUPしました。2011年BCで書いた手記を基にしています。
結構な長文ですので、お時間のある時に読んで頂けると幸いです。

2011ウルタル遠征の記録は、こちらから
R1030830赤線_cr_tn

 

黒部横断

黒部横断を終え、日常生活に戻っております。
中々思い通りに行かない山行で、目標のピラーは登れませんでしたが
来年再びトライしようと思います。
今回の黒部については後日UP致します。
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