太刀岡山 マルチピッチクライミング 右岩稜~左岩稜~右岩稜左のカンテ

梅雨明け直前、どんよりと暗い曇り空の元、太刀岡山に行って来ました。
瑞牆は条件悪かろうと太刀岡にしたのですが、夕方までバッチリクライミングを
楽しむことができました。
やはり、太刀岡山は雨に強い岩場だなあと改めて思った次第です。
クライミング&ガイド仲間の今井ケンシとマルチ継続の一日でした。
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先ずは、右岩稜ルート。
少々雰囲気の暗い、フェースから取り付きましたが見た目より
カラリと乾いていて問題なし。所々、脆いホールドが
本ちゃん的緊張感を醸し出します。
ハイライトの4P目は気持ちの良いカンテを登れて
気分爽快。曇り空でも眼下の緑は良い雰囲気でした。
ルート左に見下ろせるカンテもスッキリしていて良さそうなラインがありました。
5P目は、短くも、ちょっとしたムーブをこなすと挟み岩のピークへ。

続いて、左岩稜ルート。
このルートは、5.9までのクラック~カンテが連続して
最後のリッジでは、期待を裏切らない気持ちよさ。
右岩稜より、岩も安定していてグレード的にも取り付きやすい
ルートですね。

さて、仕上げは右岩稜ルートの左のカンテをたどるラインを
トライしてみました。
1P目5.9?
右岩稜ルートの取り付きより下部岩壁側に15m程行った
岩にド太い蔓木がかかる緑色の凹角からスタート。
ビレイ点付近の木は切られており、既に登られているようです。

太刀岡の右カンテ

2P目5.10+?
少し被り気味の凹角を越えるが、結構脆いのと
傾斜を受けて悪い。

3P目 頭上のカンテ状を少し登ると、右岩稜ルートと合流してしまうので
左のブッシュを漕いで少し岩を登り、ピナクルのある小テラスでピッチをきる。

4P目5.10a?
気持ちの良いカンテを行く。右岩稜ルートのラインから合流した
と思われるイニシエの残置ピトン等にであう。
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5P目5.11b
そのまま、カンテからブッシュに逃げていけば、右岩稜ルートの最終ピッチ取り付きと
なるが、カッコいいクラックが右に見えたのでトライ。中々、痺れました。
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このピッチを登り始めると雨が降り出して、登り終えた頃には
岩はびしょ濡れになってしまったので、切りよく終了。
グレード的にはそれ程難しいピッチは無かったのですが、
やはり、何が出てくるのか分からないラインをグランドアップで
進んでいくクライミングは、充実しますね。良い一日となりました。
※結果的には、既に登られている可能性が高いラインでした。
2P目や最終ピッチは、壁の状態等から登られてなかったかもしれません。